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そんなnewsは犬も喰わない

犬も喰わないnewsの数々に斜め横からアレコレ

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仏郊外暴動は誰がやってるのか 

よくわからん。よくわからんのはアレがダレなのか、ってとこなんですけどね。いや、アレがダレかはニュースで言ってるべさ!って怒られそうなんだけど、そうじゃなくて、あの人たちをどういう人だと考えれば良いのかよくわからんってことなんですよ。

それはこの問題やら原因やらモロモロが何なのか、つまり移民問題なのかフランスの内政問題なのかムスリムの問題なのかそれともetc...ってことですよ。

ブラウザのブックマークに登録しておいたニュースなんかはさっさと引用しないと消えてしまうんで、ここらでよくわからないなりに言及してみますね。

ええと、割と最近のものから。「テュラムがサルコジ内相を批判」ってヤツ。今月8日の発言だそうです。

テュラムは、カリブ海にあるフランス海外県のグアドループ出身で、パリ郊外で育った。AFP通信によると、サルコジ内相の「暴徒は社会のクズ」「放水で一掃せよ」などの発言に対し、「言葉の本当の重みを分かっていない」などと批判した。

私は全然知らないんですけど、この人はサッカーフランス代表でユベントスの選手だそうです。暴動を起こしている側にも言い分があるのだから聞け!って言ってるみたい。読売の記者若水浩さんは「パリ郊外から発生しフランス全土に広がった移民の若者らによる暴動について」の発言だって書いてますね。

当事者は「移民の若者ら」って認識なのか。テュラムはどう考えているんですかね。この記事からはわかりませんけど。

あと日本での報道について「大げさすぎる!」っていう人と「無視してる!」って人がいて、どーなんだろうなーとも思います。ちなみにアンテヌドゥーではこんな感じみたいです。「La crise dans les banlieues」って書いてますね。「The crisis in the suburbs」ってことですな。郊外ってバンリューっていうらしいのですけど、なんかね、サバーブとかサバービアって言うのと大分様子が違うらしいです。

で、このあたりの話を最初に私が知ったのはもう十年前に公開された映画ですけど「憎しみ」ってヤツの噂を聞いたときですね。この映画そのものは観てないんですけど。この間レンタル屋を覗いてみたんですけど、あるのかないのかわからんかったです。というかですな、デタラメに並べられてるから探せないっつーの。しかも頻繁に配置が変わるし。嫌がらせか!せめて検索装置をつけろボケ!雪まで降りやがって!...おっと最後のは関係なかった。

この映画「憎しみ」についてはこちらに解説がありました。「フランスにおける移民の問題」ってタイトル。

フランスの27才の新鋭マチュー・カソヴィッツが監督した話題作『憎しみ』には、鳥肌が立つような興奮をおぼえた。この映画の舞台は、メバンリューモと呼ばれる郊外にある殺伐とした低家賃住宅=団地。主人公は、そこに暮らす移民の労働者階級の若者たちで、彼らの24時間のドラマが、非情な眼差しと緊張をはらむモノクロの映像で浮き彫りにされていく。

郊外にある「低家賃住宅=団地」に暮らす「移民の労働者階級の若者」って書いてますね。パリって一戸建住宅って基本的にはないんですよね?アパルトマンとかいうのしかないような。だから集合住宅かどうか、じゃなくて安くてボロいかどうかなんですな。その差は。

あと「移民」って書いてますけど、あとの部分ではこんなふうに記述してますね。

そして、『憎しみ』の背景としてもうひとつ注目しておかなければならないのが、移民のなかにある世代の壁だ。移民の第一世代は、結果はどうであれ、少なくとも自分たちの意思で労働者を必要とするフランスにやって来た。しかし、そこで生まれる新しい世代は、選択の自由もなくそこにいる。しかも、第一世代は、フランス政府を信用せず、たとえ実際には戻ることがないにしても、いざとなったら祖国へという帰属意識を強く引きずったまま生活を続けている場合が多々ある。そのため彼らの子供たちは、両親の曖昧さと差別の狭間で、どちらの土壌にも根をのばすことなく、アイデンティティを喪失した状態で、団地に押し込まれていることになる。

「移民の第一世代は、結果はどうであれ、少なくとも自分たちの意思で労働者を必要とするフランスにやって来た」とある、この第一世代は確かに「移民」だと思うのですけど、その子どもたちというのは果たして「移民」なのか?ってところが気になります。第一世代も不法滞在じゃない限りは少なくとも国籍はフランスなんじゃないの?と思うし、その子どもたちなら生まれたときからフランス国籍なんじゃないの?と思う。この人たちは「移民」なんだろうか?そしてこの人たちが引き起こす問題は「移民問題」なんだろうか?

ちょっと引用は前後するんですけど、いくつかの参考文献を紹介しつつこんな風に書いてます。

歓迎されない人々 フランスのアラブ人』や『外国人労働者のフランス』は、移民労働者の問題がいっそう深刻化しつつある80年代半ばに発表されたものだが、どちらも当時のパリ市長ジャック・シラクの名前が頻繁に出てくる。たとえば彼は、移民について「彼らのある部分は、箸にも棒にもかからないひどい連中なのだ」と語り、また、ニース市長がこの問題について、とくにそのために設計されたゲットー居住区に移民を国別に集合化するという提案をしたとき、それを好ましい方式だと認めていたという。『憎しみ』では、そうしたヴィジョンが現実のものになっているともいえる。

ゲットー居住区か。かなりこの問題の根は深いようで、74年の小説(ジャン・ヴォートランの『パパはビリー・ズ・キックを捕まえられない』)にもそれについての記述があることが指摘されてます。全然データを見てないので憶測なんですけど、70年代に移民問題が深刻化しているのは理にかなっているというか、まあ、そうだろうな、と。アルジェリアの独立が1962年、工業化が進んで安い労働力が必要になって移民が増えたところでオイルショックとか。第一次のオイルショックは1973年みたいですしね。経済がポシャって安い労働者だった移民が途端にイラネ扱いになったと。

で、もともと低賃金労働者として受け入れた移民なので粗製濫造の団地に押し込んでみましたって感じで、更にもう役にも立たなくなったんだからゲットー化して閉じ込めとけ!ってな感じだったんでしょうね。

「これからは、もうこういった種類の街が建設されることはないだろう。それは政府が言ったことだ。なぜなら、この計画は失敗だったからだ。郊外のこのクソッタレの団地はノノ。政府のお偉がたは、ようやくそのことを認めたのだ。団地の生活は暗い。誰もが自分勝手に生きて、住民同士のコミュニケーションなどありゃしない。ウサギ小屋の住人たちが、ところせましと観葉植物の鉢を並べ、レンタル・テレビを見て、ローンで買った車でお出かけする。一種のゲットーだ」

孫引きで恐縮ですけど。この団地の特徴そのものは日本でも同様のものがあったように思うのですけどね。ただそれがあんまり(固定的な)階層とか階級の問題とは結びつかなかっただけなんでしょうね。「団地妻」シリーズのオカ(ry...じゃなくて、やっぱり固定化に繋がらないシステムがあったからなんだろうし、そもそも「誰もが勝手に」とかさせてなかったろうしな。フランス人が言う「勝手」ってのは普段がアレなんだから相当すごい状況を言うのだろうし。

ただまあ、親が団地住まいだと一生団地住まいで、そんでそこがゲットー化されてて、住民は野球の出来ない清原みたいな人ばっかりで、大阪西成区とか岸和田(←行った事無いけどイメージで)みたいな雰囲気で、絶対そこから逃れられない運命とかになったらそれなりに何か考えるところもあるんでしょうけど、そういうわけじゃないし。

固定化に繋がらないシステムって、たぶんそれは教育なんだろうなあ。勉強が出来ればそれなりの大学に進学して、それなりの一流企業に就職したり医者とか弁護士とかの専門職になったり高級官僚になって汚しょ(ry...おっとっと、まあとにかく成り上がるための手段というか道はそんなに狭くないっつーのがあったんでしょうね。そしてそれをあんまり邪魔する機運もなかったと。住民同士で足の引っ張り合いとかあんまりしなかったんじゃないのかな。

うーんと、このパリ暴動に関してはこちらのブログが現地のメディアの情報をよく伝えてくれてますかね。現時点では10月31日11月8日11月10日の三つの記事があります。後半二つはサルコジ内相の強硬路線を批判してますね。私は第二&第三外国語で仏語をとっていたにも関わらずまるで読めませんけど(!)こちらを読めばバンリューの若者自身の声が載っているようです。

事情があんまり分からないのにこういうことを書くのはナンですけど、そもそもの原因って職質した警官を振り切って逃げた連中が変電所?かなんかに入り込んで感電死したってことなんですよね。で、何が気に喰わないで暴れているのか、って言ったら「(職質するのは)差別だ!」ってことなんですよね?違うの?そんで流言っていうのが「警官が追いかけたから感電死した!」ってものらしいのだけど、これが批判の対象になるのは「普通のパリ市民にはそんなことしないくせに!差別だ!」ってことなんですよね?

そういう主張の正当性はどうか知りませんけど、要するに「差別されてる!むきーっ!」って言って暴れている連中に向かって「クズめ!」とか言ってしまうのは政治家としてはどうなんですかね、とは思う。それじゃあ火に油だよなーみたいな。

なんでしょうね、フランス人は尊大だというかビックリするような酷いことをよく言うようですからね。あんまり悪意はないのかもしれないけど。私の知人のロシア人が南米某国での外国人向け語学学校を調査したときにフランス人は猛烈に無礼だったと言ってたし。「ロシア人っていうのは皆そんなに白いのか?」とか言ったらしいですよ。

あー、あとアレだな、右翼の大物の人が移民問題に関して「このままではフランスは猿の惑星になってしまう!」とか言ってたもんな。あと日本絡みではクレッソン元首相の発言なんつーのもありましたな。

フランス人の国民性として、「就労」よりも「余暇」に大きな価値を見出すことがしばしば指摘されている。「ヴァカンスのために、渋々働く」と言われるほどである。フランスの政治家の一部からは、日本人の就労意欲の高さを評して「日本人は蟻のように働く」(クレッソン元首相)などと、やや否定的なニュアンスの発言さえ聞かれる。

これを受けて越前屋俵太がアリの着ぐるみを来てフランスに乗り込んだのはあまりにも有名ですけどね。

うーんと、あんまりまとまらないのですけど、貧困であることが特定のエスニックグループとかと不可分に結びつく状況は拙いのではないかと。「出て行け」「クズ!」と罵声を浴びせたところでどーにもならんのではないかと。じゃあ教育なりなんなりの予算をガンガン使えば、彼らを一級市民と呼ぶにふさわしい人間に仕立て上げられるのか?というと、そんなことないんじゃね?とも思うし。

大体私ごときがチラと眺めて「こうすりゃ解決じゃね?」とか御意見できるような問題ならもう誰かがとっくに解決してるでしょうしね。

ただ日本に関係するところで考えると、気になるのはトヨタが引き起こしている在日ブラジル人(の教育に関する)問題とかがありますね。っつーか、皆怖いからなのか関係者だったりするからなのか知らないですけど、トヨタを批判しなさすぎ。大体商売をやっている人間は目先の利益しか考えないんだから本当は行政が先々まで見通して、問題が起きないようにそういうのの調整しないといけないのに、何にもやらんしな。

不遜な言い方かもしれないけど、後先考えないでペット飼う人のメンタリティと似てるんだよな。今しか考えないというか。札幌近郊でもアライグマが野生化して問題になってるんですけどね。

それとニート&ゆとり世代&DQNが固定化した階級になりそうな問題とかですかね。今はまだバカな発言をする人に「ゆとり乙!」とか冗談で言うくらいだけど。

社会全体の富裕化についての右肩上がりが止まってしまったっていうのが大きいのかな。今までは日本社会全体の富みというか利益が配分される際に、その元となる富み自体がどんどん膨らんでいたので配分の仕方の不平等なんかを一々咎め立てしない空気があったけど、今後は違ってくるんだろうしな。ギスギスするというか。民間企業の定期昇給とかほとんど無くなっているみたいだし。限られたパイの奪い合いだから殺伐とはしますわな。

で、この状況が深刻化していったときに、差別とそうした差別への暴発的反発みたいなのの双方が渦巻いて荒涼とした社会になってしまうのかなーとか思う。で、その原因を作った連中世代は逃げ切ったりするんだよな、きっと。すげーむかつく。ぜってー報いを受けさせるべきだ!だから今のうちにそういう連中で目立ったヤツの名前をリストにしておこう。まずは文科省の寺わ(ry ←ヨシナサイッテ!
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[ 2005/11/11 20:01 ] 経済・政治・国際 | TB(0) | コメント(-)
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